JLPT N3 · 文型・表現
くせに (kuse ni)
〜くせに — 〜のに(非難・不満)
ひとことで · 前の状態から予想されることとは反対のことを後ろで言い、非難・不満・軽べつの気持ちを表す。普通形(な形容詞・名詞は「〜なくせに」)に付く。
文型
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V普通形/Aい+くせに知っているくせに -
Nの/Aな+くせに子どものくせに、下手なくせに
意味
「知っているくせに教えてくれない」のように、知っているなら普通は教えるはずなのに、という予想とのずれに対する非難を表す。「のに」より感情的で、話し手の不満が強い。
使う場面と注意
話し手以外の人や状況を非難するときに使う。自分のことは「くせに」では言いにくい。目上の人には失礼になり、後半は責める文が来る。名詞は「の」(子どものくせに)、な形容詞は「な」(下手なくせに)。
例文
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知(し)っているくせに、教(おし)えてくれない。
Shitte iru kuse ni, oshiete kurenai.
知っているくせに、教えてくれない。
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まだ子(こ)どものくせに、大人(おとな)のような口(くち)をきく。
Mada kodomo no kuse ni, otona no yō na kuchi o kiku.
まだ子どものくせに、大人のような口をきく。
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自分(じぶん)ができないくせに、人(ひと)の失敗(しっぱい)を笑(わら)う。
Jibun ga dekinai kuse ni, hito no shippai o warau.
自分ができないくせに、人の失敗を笑う。
よくある間違い
- 良い評価には使えない。「頭がいいくせに」は褒めではなく非難の響きになる。
- 主語が同じ人でないと不自然。前後の主語を揃える。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
- むしろ むしろ — どちらかといえば〜
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