JLPT N3 · 程度・範囲
せいぜい (seizei)
せいぜい — 多くてもそのくらい
ひとことで · 「多くてもそのくらい」「いくら頑張ってもその程度」という上限を表す副詞。数や量と使い、少ないという気持ちを伴う。「できる限り」という意味でも使う。
文型
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せいぜい+数量(+だ/しか〜ない)多くてもその数量(せいぜい十人だ) -
せいぜい+動詞(命令・努力)できるだけ(せいぜい頑張ってください)
上限を表す用法
「せいぜい五分しか変わらない」「せいぜい十人だ」のように、数や量のあとの限界を示し、それより多くはない、小さいという判断を表す。「たかが」に近い、少し見下す・期待しない気持ちが入ることもある。「しか〜ない」「だけ」「ぐらい」とよく使う。
「できるだけ」の用法と注意
「せいぜい頑張って」のように、できる範囲で努力するという意味でも使う。ただし、皮肉や上から目線に聞こえることがあるので、目上の人には使わない。最大の数を言う時の「最大で」「多くても」よりくだけていて、話し手の判断が入る。
例文
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急(いそ)いでも、せいぜい五分(ごふん)しか変(か)わらない。
Isoide mo, seizei gofun shika kawaranai.
急いでも、せいぜい五分しか変わらない。
「しか〜ない」と使い、わずかな差を表す。
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この店(みせ)の客(きゃく)は、多(おお)くてもせいぜい十人(じゅうにん)だ。
Kono mise no kyaku wa, ōkute mo seizei jūnin da.
この店の客は、多くてもせいぜい十人だ。
人数の上限。
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どんなに急(いそ)いでも、せいぜい十分(じゅっぷん)早(はや)くなるだけだ。
Donna ni isoide mo, seizei juppun hayaku naru dake da.
どんなに急いでも、せいぜい十分早くなるだけだ。
「だけ」と使い、それ以上ではないことを表す。
よくある間違い
- 多い数量には使わない。少ない・小さいと見る時に使う:×せいぜい百万人も来た。
- 「せいぜい頑張って」は皮肉に聞こえることがあるので、目上の人には使わない。
ほかの文法ポイント
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
- 別(べつ)に~ない 別に〜ない — 特に〜ない
- だけ だけ — 〜だけ・〜できるだけ・〜たいだけ
- どうしても どうしても — 何をしても・ぜったいに
- ほど 〜ほど — 〜くらい(程度の例え)
- ほど~ない Aほど〜ない — Aに及ばない
- 決(けっ)して~ない 決して〜ない — 絶対に〜ない
- くらい / ぐらい くらい/ぐらい — おおよその量、程度
- めったに~ない めったに〜ない — ほとんど〜ない(頻度が低い)
- なかなか なかなか — 思った以上に/なかなか〜ない
- なるべく なるべく — できるだけ
- に比(くら)べて 〜に比べて — 〜と比較して
- さえ 〜さえ — 〜でも・〜まで
- 数量(すうりょう) + は 数量+は — 「少なくとも〜(はある)」
- とても~ない とても〜ない — 「どうしても〜できない」
- よりも 〜よりも — 「〜と比べて」
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