JLPT N4 · 程度・範囲
だけで (dake de)
〜だけで — それだけで、それだけのことで
ひとことで · 「だけで」は、それだけの小さなことで、ある結果が生まれることを表し、「〜するだけで」という意味。動詞や名詞につき、後ろの部分で、その小さなことがもたらす結果を言う。驚きや気持ちを表すことが多い。
文型
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動詞の普通形+だけで普通形+だけで(見るだけで) -
名詞+だけで名詞+だけで(名前だけで)
かたち
動詞の普通形(辞書形か過去形)か名詞に「だけで」をつける:写真を見るだけで・名前を聞いただけで。そのあとに結果を言う。
ニュアンス
「だけ」は「それのみ」、「で」は手段や原因を表し、合わせて「それだけで〜」という意味になる。小さな動作は辞書形(一般的なこと)でも過去形(実際にあったこと)でもよい。
「だけ」との違い
「だけ」だけだと範囲を限る(水だけ飲む)。「だけで」はさらに原因と結果の関係を表し、「それだけで十分に〜になる」という意味になる。結果は気持ちや理解であることが多い。
例文
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名前(なまえ)を聞(き)いただけで、すぐ分(わ)かりました。
Namae o kiita dake de, sugu wakarimashita.
名前を聞いただけで、すぐ分かりました。
過去形「聞いた」+だけで、実際にあったこと。
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写真(しゃしん)を見(み)るだけで、楽(たの)しくなる。
Shashin o miru dake de, tanoshiku naru.
写真を見るだけで、楽しくなる。
辞書形で一般的な気持ちを言う。
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話(はなし)を聞(き)くだけで、答(こた)えが分(わ)かった。
Hanashi o kiku dake de, kotae ga wakatta.
話を聞くだけで、答えが分かった。
わずかな行動で理解できた。
よくある間違い
- 「だけで」を「だけ」だけの用法(限定)と混同しない。「だけで」は結果を表す文が続く。
- 名詞には直接つく:「名前だけで」であって「名前のだけで」ではない。
ほかの文法ポイント
- あまり~ない あまり〜ない — それほど〜ない
- なかなか~ない なかなか〜ない — なかなかそうならない
- の中(なか)で 〜の中で — 範囲の中で比べる
- そんなに そんなに — 「それほど」
- より 〜より — 比べる基準を示す
- 全然(ぜんぜん)~ない 全然〜ない — まったく〜ない
- 間(あいだ) 間 — 「〜の間」「〜している間」
- 間(あいだ)に 〜間に — 〜している間のどこかで
- 後(あと)で 〜あとで — 〜したあと、あとで
- ば 〜ば — 条件を表す「もし〜なら」
- 場合(ばあい)は 〜場合は — 〜の時には、もし〜なら
- ばかり ばかり — 〜だけ、〜ばかりしている
- 出(だ)す 〜出す — 急に〜し始める
- でございます 〜でございます — 「です」のていねいな言い方
- でも 名詞でも — 例を出して軽くすすめる
- ではないか 〜ではないか — 「〜ではありませんか」と確かめる・同意を求める
- が必要(がひつよう) 〜が必要だ — 〜がいる
- がする 〜がする — においや音、味、感じがする
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