JLPT N3 · 文型・表現
どころか (dokoro ka)
〜どころか — 「〜ではなく、むしろ逆に」
ひとことで · 相手が予想することA を強く否定し、Aとは逆の、またはもっと極端なBを述べる。「Aどころか(逆に)B」と、「Aどころか(Aさえない、まして)B」の2つの使い方がある。普通形(な形容詞は「な」、名詞は「だ」なし)に付く。
文型
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普通形+どころか、(むしろ)BAどころか、(逆に)B -
名詞/数量+どころか、Bさえ…ないAどころかBも…ない
予想と逆の結果
かぜはよくなるどころか、もっとひどくなった。Aは予想されること、Bは実際の逆の結果。話し手は不満や意外な気持ちを持つことが多い。
もっと程度が大きい
お金がないどころか、借金がある。BはAと同じ方向でさらに程度が強い。あとは「Bも」「Bさえ」などが続くことが多い。
注意点
どころかのあとには通常の助詞を使った文が続く(謝るどころか、逆に怒り出した)。対比を強調する表現で、かなり話し言葉的。
例文
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かぜは よくなる どころか、もっと ひどくなった。
Kaze wa yokunaru dokoro ka, motto hidoku natta.
かぜはよくなるどころか、もっとひどくなった。
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謝(あやま)るどころか、彼(かれ)は逆(ぎゃく)に怒(おこ)り出(だ)した。
Ayamaru dokoro ka, kare wa gyaku ni okoridashita.
謝るどころか、彼は逆に怒り出した。
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楽(らく)になるどころか、仕事(しごと)はますます増(ふ)えた。
Raku ni naru dokoro ka, shigoto wa masumasu fueta.
楽になるどころか、仕事はますます増えた。
よくある間違い
- 「どころか」(否定と対比)と「どころではない」(それどころではない)は意味が違う。
- な形容詞は「な」(静かなどころか)、名詞は「だ」なし(子どもどころか)。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- くせに 〜くせに — 〜のに(非難・不満)
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
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