JLPT N3 · 文型・表現
しかない (shikanai)
〜しかない — それ以外に方法がない
ひとことで · ほかに方法がなく、残された道がひとつだけであることを表す。動詞の辞書形につく。状況を受け入れたり、その道を選ぶ決意を表したりする。
文型
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動詞辞書形+しかない動詞の辞書形+しかない(歩くしかない) -
名詞+しかない名詞+しかない:それだけしかない(これしかない)
意味と使い方
「しか+否定」の形で、「それだけ」という限定を表す。動詞につくと「それ以外の方法がないので、〜するしかない」という意味になる。「バスがないので、歩くしかない」のように、理由のあとで使うことが多い。ていねいには「〜しかありません」。
「ほかない」「だけ」との違い
「〜ほかない」「〜よりほかない」「〜ざるを得ない」も近い意味だが、「しかない」が一番日常的。「だけ」は肯定の限定で、「しかない」は否定とセットで、少ない・足りないという気持ちが強い。また、「〜しかない」は、積極的に選ぶのではなく、仕方なく選ぶニュアンスがある。
例文
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バスがないので、歩(ある)くしかない。
Basu ga nai node, aruku shika nai.
バスがないので、歩くしかない。
理由のあとに、唯一の方法を言う。
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終電(しゅうでん)を逃(のが)したので、タクシーで帰(かえ)るしかない。
Shūden o nogashita node, takushī de kaeru shika nai.
終電を逃したので、タクシーで帰るしかない。
仕方なく選ぶ。
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誰(だれ)も助(たす)けてくれないなら、自分(じぶん)でやるしかない。
Dare mo tasukete kurenai nara, jibun de yaru shika nai.
誰も助けてくれないなら、自分でやるしかない。
決意を表すこともできる。
よくある間違い
- 「しか」のあとは必ず否定:×歩くしかある。「ない」「ありません」で終える。
- 動詞は辞書形:×歩いたしかない ○歩くしかない。
ほかの文法ポイント
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
- ばかりでなく 〜ばかりでなく — 〜だけでなく、さらに〜も
- だけでなく 〜だけでなく — 〜だけでなく、〜も
- だけど だけど — しかし(くだけた言い方)
- ふりをする 〜ふりをする — 〜のように見せかける
- 一方(いっぽう)だ 〜一方だ — ひたすら一つの方向に進む
- 一体(いったい) 一体 — いったい〜(疑問を強める)
- じゃない 〜じゃない — 〜じゃないか(驚き・確認・感心)
- か何(なに)か 〜か何か — 〜とか、そのようなもの
- 代(か)わりに 〜代わりに — 〜の代わり、そのかわりに
- 結局(けっきょく) 結局 — いろいろあったが最終的に
- きり 〜きり — 〜だけ・〜したままそれきり
- っけ 〜っけ — 〜だったかな(思い出して確認)
- ことになっている 〜ことになっている — 〜という決まり・予定
- ことは~が 〜ことは〜が — 〜は確かだが、しかし
- くせに 〜くせに — 〜のに(非難・不満)
- も~ば~も AもBばCも — 〜も〜も(並べる)
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