JLPT N3 · 理由・原因
ために (tame ni)
ために — 「目的」と「原因・理由」
ひとことで · 「ために」には二つの使い方がある。ひとつは目的(〜のために=〜という目標で)、もうひとつは原因・理由(〜のせいで)。前に来る言葉と文の内容で、どちらの意味かが決まる。
文型
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名詞 + の + ために(目的)名詞+のために:目的・利益(健康のために・家族のために) -
動詞辞書形 + ために(目的)意志動詞の辞書形+ために:〜するという目的で -
名詞 + の + ために(原因)名詞+のために:原因(大雪のために)。結果は意志的でない出来事
目的の使い方
目標を言うときは、名詞+「の」、または動詞の辞書形につける。健康のために、合格するために。動詞は自分の意志でできる動作に限る。前と後ろの主語は同じ。私は〜ために、私は〜。
原因の使い方
原因を言うときは、名詞+「の」や普通形の文につける。大雪のために、道路が通れなくなった。後ろは出来事や状態で、意志・依頼の文は使えない。書き言葉的で、「ので」よりやや硬い。
見分け方
後ろが自分の意志でしている行動(歩いている・働いている)なら「目的」、自然に起きたこと(通れなくなった・遅れた)なら「原因」と考えるとよい。
例文
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健康(けんこう)のために、毎日(まいにち)歩(ある)いています。
Kenkō no tame ni, mainichi aruite imasu.
健康のために、毎日歩いています。
目的。歩くのは意志的な行動。
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家族(かぞく)のために、遠(とお)い町(まち)で働(はたら)いている。
Kazoku no tame ni, tōi machi de hataraite iru.
家族のために、遠い町で働いている。
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大雪(おおゆき)のために、道路(どうろ)が通(とお)れなくなった。
Ōyuki no tame ni, dōro ga tōrenaku natta.
大雪のために、道路が通れなくなった。
原因。結果は意志的でない出来事。
よくある間違い
- 目的で動詞につくときは、意志的に行える動詞で、前後の主語は同じ。「分かる」「見える」などには使えない。
- 原因の場合、後ろに依頼・命令・希望は使えない。日常の理由は「ので」「から」のほうが自然。
ほかの文法ポイント
- 結果(けっか) 〜結果 — 〜した後の結果として
- ことから 〜ことから — 〜という事実が理由・根拠で
- なぜなら なぜなら — 理由を述べる接続詞
- には 〜には — 〜するためには
- によって / による 〜によって/〜による — 手段・原因・場合による違い
- おかげで 〜おかげで — 〜のおかげで(よい結果の原因)
- せいで 〜せいで — 〜が原因で(悪い結果)
- そのために そのために — そのことの目的で・それが原因で
- てはいけないから 〜てはいけないから — 「〜してはならないので」
- というのは というのは — 「理由の説明」と「言葉の定義」
- ように 〜ように — 「〜になるために」
- 上(あ)げる 〜上げる — 「最後まで〜し終える」
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- 合(あ)う 〜合う — お互いに〜する/合う(似合う・合う)
- ばいい 〜ばいい — 〜すればそれで十分だ・〜するとよい
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
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