JLPT N3 · 条件・仮定
にしても (ni shite mo)
〜にしても — 〜としても・〜を認めても
ひとことで · ある条件や状況をいったん認めたうえで、「それでも後ろのことが言える」と述べる。後ろには、助言・依頼・非難などがよく来る。
文型
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動詞・形容詞 普通形+にしても普通形+にしても(行くにしても、忙しいにしても) -
名詞(だ抜き)+にしても名詞+にしても(冗談にしても)
意味と接続
動詞・形容詞は普通形、名詞は「だ」を入れずに「にしても」をつける(ナ形容詞も語幹+にしても)。前の内容を一応認めた上で、「でも」と後ろの話題へ進む。「にしろ」「にせよ」と同じ意味で、「にしても」の方が話し言葉に近い。
使う場面と注意
「忙しいにしても、食事はきちんと取るべきだ」のように、前の事情は理解するが、それでも〜という気持ちを表す。後ろは話し手の意見や判断が多く、前の事情を理由として許す文にはならない。
例文
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行(い)くにしても、まず連絡(れんらく)してください。
Iku ni shite mo, mazu renraku shite kudasai.
行くにしても、まず連絡してください。
「行く」ことを認めた上で依頼する。
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忙(いそが)しいにしても、食事(しょくじ)はきちんと取(と)るべきだ。
Isogashii ni shite mo, shokuji wa kichinto toru beki da.
忙しいにしても、食事はきちんと取るべきだ。
形容詞の普通形+にしても、後ろに助言。
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冗談(じょうだん)にしても、そんな言(い)い方(かた)はよくない。
Jōdan ni shite mo, sonna iikata wa yokunai.
冗談にしても、そんな言い方はよくない。
名詞+にしても(「だ」なし)、後ろに非難。
よくある間違い
- 名詞・ナ形容詞に「だ」をつけない:×冗談だにしても ○冗談にしても。
- 「にしては」(〜のわりに)とは別の表現。混同しない。
ほかの文法ポイント
- ば~のに 〜ば〜のに — 〜なら〜できたのに(残念な気持ち)
- どんなに~ても どんなに〜ても — どれほど〜でも
- いくら~ても いくら〜ても — どれだけ〜しても、結果は変わらない
- もしも〜たら もしも〜たら — もし〜たら(仮定を強める)
- ないと 〜ないと — 〜しなければ悪いことになる・〜しなければならない
- さえ~ば 〜さえ〜ば — 〜だけで十分・〜さえあれば
- たとえ~ても たとえ〜ても — 「もし〜でも、結果は変わらない」
- たって 〜たって — くだけた「〜ても」
- とすれば・としたら・とすると とすれば・としたら・とすると — 「仮に〜だとしたら」
- かぎり 〜かぎり — 「〜の間は」「〜の範囲では」
- 上(あ)げる 〜上げる — 「最後まで〜し終える」
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- 合(あ)う 〜合う — お互いに〜する/合う(似合う・合う)
- ばいい 〜ばいい — 〜すればそれで十分だ・〜するとよい
- ばよかった 〜ばよかった — 〜しなかったことを後悔する
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
- ばかりで 〜ばかりで — 〜だけで、ほかのことはしない/悪くなる一方
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