JLPT N3 · 程度・範囲
さえ (sae)
〜さえ — 〜でも・〜まで
ひとことで · 極端な例や、いちばん簡単な例を挙げて、「ほかのものはもちろんそうだ」と暗に示す。意外なことや極端なことを表す。「を・が・は」の代わりに使い、ほかの助詞と重ねることもある。
文型
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名詞+さえ(+助詞)名詞+さえ:これでも(子どもさえ解ける) -
動詞辞書形+ことさえ/動詞ます形+さえ〜することさえ(書くことさえ面倒だ)
意味と使い方
「子どもさえ解ける」は「子どもでも解ける、だから大人はもちろん解ける」という意味。逆に「時間さえない」は「いちばん簡単なこともできない、だからほかはもっと無理」と表す。肯定でも否定でも使える。
「も」「まで」との違い
「も」は単に「同じ」を表すが、「さえ」は極端な例を示す点が違う。「名前を書くことさえ面倒だ」のように、動詞は「〜ことさえ」にする。「でさえ」の形(子どもでさえ)もよく使う。同じ働きで、より強調するなら「すら」がある。
例文
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その問題(もんだい)は子(こ)どもさえ解(と)ける。
Sono mondai wa kodomo sae tokeru.
その問題は子どもさえ解ける。
子どもを例にして、大人はもちろんという意味。
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忙(いそが)しくて、昼(ひる)ごはんを食(た)べる時間(じかん)さえない。
Isogashikute, hirugohan o taberu jikan sae nai.
忙しくて、昼ごはんを食べる時間さえない。
否定の文。最低限のこともない。
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疲(つか)れすぎて、名前(なまえ)を書(か)くことさえ面倒(めんどう)だ。
Tsukaresugite, namae o kaku koto sae mendō da.
疲れすぎて、名前を書くことさえ面倒だ。
動詞の辞書形+ことさえ。
よくある間違い
- 動詞に直接つけない:×書くさえ ○書くことさえ。
- 「さえ〜ば」(〜さえすれば)は別の用法。仮定の条件を表す。
ほかの文法ポイント
- あまり あまりの〜に — あまりに程度がひどくて、結果が起きる
- あまりにも あまりにも — 程度がひどすぎる
- ば~ほど 〜ば〜ほど — 〜すれば〜するほど、さらに〜
- 別(べつ)に~ない 別に〜ない — 特に〜ない
- だけ だけ — 〜だけ・〜できるだけ・〜たいだけ
- どうしても どうしても — 何をしても・ぜったいに
- ほど 〜ほど — 〜くらい(程度の例え)
- ほど~ない Aほど〜ない — Aに及ばない
- 決(けっ)して~ない 決して〜ない — 絶対に〜ない
- くらい / ぐらい くらい/ぐらい — おおよその量、程度
- めったに~ない めったに〜ない — ほとんど〜ない(頻度が低い)
- なかなか なかなか — 思った以上に/なかなか〜ない
- なるべく なるべく — できるだけ
- に比(くら)べて 〜に比べて — 〜と比較して
- せいぜい せいぜい — 多くてもそのくらい
- 数量(すうりょう) + は 数量+は — 「少なくとも〜(はある)」
- とても~ない とても〜ない — 「どうしても〜できない」
- よりも 〜よりも — 「〜と比べて」
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