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立体図で学ぶワイヤロープの構造|素線・ストランド・心綱
アプリ教材第1章から、ワイヤロープの二段より構造を立体図で一部公開。素線・ストランド・心綱、6×37の意味、フィラー線を、実際のアプリ教材の本文・図で確認できます。
出典:アプリ教材 第1章「クレーンに関する知識」/ワイヤロープ――細い鋼線を二段階でより合わせる(節ID:1-7)。以下の本文・図・図の説明は、アプリ収録データからそのまま抜粋しています。ページ見出しと案内文はWeb用です。
素線・ストランド・心綱
ワイヤロープは、一本の太い鋼の棒ではありません。細い鋼線を数多く組み合わせることで、強さと曲がりやすさを持たせています。
まず、細い鋼線一本を「素線」といいます。複数の素線をより合わせて作る束が「ストランド」、または「子なわ」です。さらに複数のストランドを、中心の「心綱」のまわりにより合わせて、一本のワイヤロープを作ります。
糸を集めて束を作り、その束をさらに集めて太いひもを作る、という二段階の構造です。素線、ストランド、ロープを同じものとして読まないようにしましょう。
「6×37」は、37本の素線で構成したストランドが6本ある構成を表します。構成記号の最初の数字と、後ろの数字は数えている対象が違います。
ストランドの素線の組み方には種類があります。フィラー形は、内層と外層の素線の間にできるすき間へ、細いフィラー線を詰めて充填率を高めた構造です(6×Fi(29)などと表します)。フィラー線は細くてロープの強度を受け持たないため、強度計算や素線切断の数え方には含めません。クレーンのワイヤロープにはこのフィラー形が多く使われます。
心綱には、繊維心やロープ心などがあります。中心でストランドを支え、形を保つ役割があります。繊維心は潤滑油を保持する働きも持ちます。心の材質によって性質は違うため、すべての心綱が同じ量の油を蓄えると考える必要はありません。
同じ程度の大きさのロープを比べる場合、細い素線を多く使う構成は、一般に柔軟性を得やすくなります。ただし、太さ、構成、心綱などでも性能は変わります。「本数が多ければ、どんな性能もよくなる」という意味ではありません。
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