公式 第9章 境界条件の使い方の基礎

剛体モードの除去(最小拘束)

$\text{剛体モード数} = 3\,(2次元),\quad 6\,(3次元)$

意味・使いどころ

剛体モード(剛体変位)とは、変形を伴わずに物体全体が平行移動・回転する動きのことです。拘束が足りないと、物体は力を受けても『変形せずに動くだけ』の自由が残り、剛性行列が特異になって連立方程式が解けません(ソフトがエラーで止まる、または極端に大きな変位を出す)。これを防ぐため、剛体の動きだけを止める最小限の拘束を入れます。2次元では3つ(x・yの並進と面内回転)、3次元では6つ(3方向の並進と3軸まわりの回転)を止めれば十分です。余計に拘束すると本来自由な部分まで縛って応力を歪めるので、必要最小限にします。

具体例

外力の合力・モーメントが0でつり合う荷重だけの解析でも、計算を成立させるために剛体モードを止める最小拘束が要ります。

剛体モードの除去(最小拘束)の図解
図:剛体モードの除去(最小拘束)(アプリ収録の図版)

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