条件数と誤差増幅
$\kappa = \dfrac{\lambda_{\max}}{\lambda_{\min}}$
意味・使いどころ
行列の「解きにくさ」を表す数です。条件数$\kappa$が大きい(固有値の最大と最小の比が大きい)ほど、入力のわずかな誤差が解で大きく拡大され、収束も遅くなります。反復法はどんな問題でも必ず収束するとは限らず、条件数の大きい『性質の悪い』問題では多くの反復でも収束しないことがあります。前処理はこの$\kappa$を小さくして解きやすく・速く収束させる工夫です。
具体例
固有値が最大100・最小2の対称行列なら $\kappa=100/2=50$。$\kappa$が大きいほど丸め誤差の影響を受けやすくなります。
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