2つの円孔をもつ平板の許容最大引張荷重
テーマ:応力集中を考慮した許容最大引張荷重
幅 $W=100\,\mathrm{mm}$、厚さ $t=10\,\mathrm{mm}$ の平板に、直径 $d=20\,\mathrm{mm}$ の円孔が荷重方向と直交する同一断面上に2つ並んで開いている。孔部の応力集中係数をこの最小断面基準で $K_t=3$、材料の許容応力を $\sigma_{\rm allow}=120\,\mathrm{MPa}$ とする。軸方向の引張荷重 $P$ を加えるとき、孔縁の最大応力が許容応力を超えない許容最大荷重に最も近いものはどれか。
- 1 約 40 kN
- 2 約 32 kN
- 3 約 24 kN
- 4 約 72 kN
正解と解説を見る
正解:3番
【最小断面を求める】二つの孔は荷重に直交する同じ断面に並ぶため、正味幅は $W-2d=100-40=60\,\mathrm{mm}$。正味断面積は $A_{\rm net}=60\times10=600\,\mathrm{mm^2}$ です。K_tはこの正味断面に基づく公称応力に対して定義されています。 【許容条件】孔縁の最大応力は $\sigma_{\max}=K_tP/A_{\rm net}$。これが120 MPa以下となる条件から、$P_{\max}=\sigma_{\rm allow}A_{\rm net}/K_t=120\times600/3=24000\,\mathrm N=24\,\mathrm{kN}$。正答は3です。MPaをN/mm²として計算できます。 【三つの取り違え】孔を引かず1000 mm²を使うと40 kN、孔を一つだけ引き800 mm²とすると32 kN、集中係数を無視すると72 kNになります。全断面基準と正味断面基準ではK_tの数値も対応して変わるため、係数と断面を別々の定義から混ぜて使わないことが大切です。
この調子で、固体力学2級を攻略
アプリ「CAE試験対策」なら、固体力学2級だけで全13章・326問。1級や熱流体・振動も、必要な分野だけ買い切りで。 回答前/回答後の2段階ベクター図版、到達度レーダー、弱点復習まで。各章の最初の5問は無料です。
本アプリは非公式・非提携の独立した学習アプリです(日本機械学会(JSME)・計算力学技術者認定試験とは無関係)。
問題文・選択肢・解説はすべて独自作成。合否基準・試験形式は年度で変わるため、最新情報は試験の公式案内でご確認ください。
無料問題の一覧へ戻る